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骨粗しょう症診断 医療連携について-DXA(デキサ)法による骨密度測定

骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年度版では、骨密度の測定部位は腰椎と大腿骨近位部の2部位のDXA法が推奨されています。一方QUS法は骨粗しょう症のスクリーニングなどに用いることはできるものの、原発性骨粗しょう症の診断基準をあてはめた確定診断に使用することはできないとされています。また、MD法は診断に用いることはできますが、治療効果判定には不向きであり、現状では骨粗しょう症治療を開始する前に必ずDXA法で評価をしておく必要があります。
 そこで当財団のDXAを利用して検査のみ財団で実施し、「その他の診療はご自身の診療所で実施する」という医療連携をご提案させていただきます。

◆医療連携のながれ
①医療連携をご希望の場合は、下記の3つのファイルをダウンロードしてください。
 ・「骨密度測定検査 検査までのながれ」
 ・「骨密度測定検査申込書」
 ・「骨密度測定検査を受けられる皆様へ」
②「骨密度測定検査 検査までのながれ」をご一読ください
③当財団、診療部医事課(TEL:043-246-8664)までご予約をお願いします。
 検査日時をご相談の上決定します。
 検査を受診できない方  
  ○妊娠中及び妊娠の可能性のある方 
  ○仰向けで寝ることができない方、単独歩行できない方(車椅子、ストレッチャー等を使用されている方) 
  ○検査予定日の1週間以内にバリウム検査やその他造影剤検査、アイソトープ検査を受けられた方  
  ○保険診療での骨密度測定(検査の種類にかかわらず)から4ヶ月を過ぎていない方
④「骨密度測定検査申込書」の太枠内をもれなくご記入ください。
⑤「骨密度測定検査を受けられる皆様へ」に予約日時をご記入ください。
⑥「骨密度測定検査申込書」を1部コピーをとって保管してください。
⑦「骨密度測定検査申込書」と「骨密度測定検査を受けられる皆様へ」を患者様に渡して検査当日お持ちいただくよう説明してください。
⑧検査後測定結果をお渡ししますので、次回貴院での受診の際にお持ちいただくようお伝えください。

「骨密度測定検査 検査までのながれ」のダウンロード →pdf形式の申込書のダウンロード 
 
「骨密度測定検査申込書」のダウンロード →pdf形式の申込書のダウンロード excel形式の申込書のダウンロード
 
「骨密度測定検査を受けられる皆様へ」のダウンロード →pdf形式の申込書のダウンロード 
 

ご予約・お問合せ:診療部医事課
TEL 043-246-8664
(予約受付時間:月~金9:00~16:00)

骨粗しょう症診断・治療を巡る動き

我が国では、世界に類を見ない程の超高齢化社会に突入するとともに骨粗しょう症患者数も年々増加し、その数は今や約1,300万人と推測されています。

骨粗しょう症に伴って発症する大腿骨近位部骨折や椎体骨折は、寝たきりや腰痛の原因となるだけでなく、身体機能の悪化や死亡率の上昇にも繋がることが明らかにされており、骨粗しょう症の予防や治療介入が重要となります。近年、従来のビスフォスフォネートやSERM(選択的エストロゲン受容体調節薬)などの薬剤に加え、PTH製剤・エルデカルシトール・抗RANKL抗体など様々な骨代謝改善薬が登場し治療の選択肢が広がっており、テイラーメイド医療の実現が可能となりつつあります。

このような骨粗しょう症診療を巡る変化に対応すべく、2011年12月には「骨粗しょう症の予防と治療ガイドライン2011年度版」が発表され、椎体・大腿骨近位部骨折が重要視されると共にYAM値70%~80%の症例に対してFRAX登録商標(WHO Fracture Risk Assessment Tool)を用いて治療の必要性を評価することが推奨されました。また、2012年1月に発表された「骨粗しょう症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン2012年度版」においては、P1NPやTRACP-5b, ucOCなどの新規あるいは測定法の変更となった骨代謝マーカーの追記や測定に影響する因子、また骨粗しょう症治療薬の効果が有効と判定される最低限の骨代謝マーカーの変動幅、すなわち最小有意変化(Minimum significant change; MSC)などの記載がなされ、骨粗しょう症治療薬の選択や効果判定に役立つ情報が提示されるようになりました。更に、2013年1月には原発性骨粗しょう症診断基準ならびに椎体骨折評価基準が改訂されました。