カテゴリイメージ

骨粗しょう症外来

当財団では、平成30年4月より骨密度測定装置をリニューアルしました。
骨粗しょう症外来では、骨粗しょう症検診にて骨粗しょう症が疑われるとされた患者さんについてDXA法による骨密度測定を行っています。DXA法は高低2種類の異なるエネルギーのX線を用いることにより、骨と軟部組織のX線吸収率の差を利用して骨密度を測定します。測定精度が高く、骨粗しょう症診断に必須の検査となっています。従来の骨粗しょう症外来では、腰椎DXA(デキサ)法のみの検査を行ってきましたが、今後は腰椎・大腿骨の2部位のDXA法で測定することとなり、より精度の高い検査が可能となりました。しかも、この検査によるX線被曝量は非常に少ない被曝量であり、妊娠中及び妊娠の可能性のある方を除いて安心して受けていただける検査です。
その他に血液や尿採取による骨代謝マーカー測定などを行っています。検査結果により、当外来で薬物治療を行うことができます。また、注射薬などの他の治療法が望ましい場合は、大学病院や近隣の病院への紹介をいたします。現時点で薬物治療の必要がない方に対しても、将来の骨折リスクや定期的な骨密度測定検査のアドバイス等、それぞれの患者様に適した治療を行うことを目指しております。

骨粗しょう症検診について

当財団ではこの他、骨粗しょう症検診として踵(かかと)で測定する定量的超音波測定法 (QUS法) を用いて骨粗しょう症の精密検査が必要かどうかを判断しています。QUS法はX線を使わないため妊婦さんでも検査が可能で、測定時間も1分程度で済むのが特徴です。
ただし、骨密度を直接測定している訳ではないため精度に欠ける部分があり、骨粗しょう症の正確な診断にはDXA(デキサ)法での評価が必要です。

なお、千葉市では40歳から70歳までの女性を対象に骨粗しょう症検診を行っており、対象年齢の女性の方に受診券シールが送付されています。詳しくは千葉市医師会ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

ご予約・お問合せ:診療部医事課
TEL 043-246-8664
(予約受付時間:月~金9:00~16:00)

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症は、カルシウム・リンあるいはコラーゲンなどの低下に伴う骨密度の減少、又は老化などに伴い骨の細かい構造が変化して起こる骨質の悪化により、つまずいて倒れるだけで、又は重い物を持ち上げるなどの日常動作でも、骨折する危険性が高くなる状態を言います。

"骨の強さ"は2000年のアメリカ国立衛生研究所の会議において、その7割が骨密度で、残りの3割が骨質で決められているとされ、骨粗しょう症予防のためには骨密度ならびに骨質を改善する必要があります。特に全国に270万人存在するとされる糖尿病患者さん1)(特に2型糖尿病患者さん)においては、骨密度が比較的高くても骨折を起こす方が多く、骨の "梁" (はり)にあたる部分が劣化するなどの原因で骨が脆くなっていると考えられており、近年骨密度のみならず骨質を改善することも重要視されてきています。
1)平成23年度 厚生労働省統計による

骨粗しょう症の疫学

欧米諸国においては1995年頃から骨粗しょう症患者さんの数や骨折発生率が年々減少しておりますが、我が国では特に70代以降の方において依然として骨粗しょう症患者さんの数・骨折発生率とも増加しています2)。2005年の骨粗しょう症患者さんの数は1280万人と考えられておりますが3)、厚生労働省の統計2) では骨粗しょう症患者さんの数はわずか45万1千人とされており、多くの隠れた骨粗しょう症患者さんが存在することが推定されています。
2)平成17年 国民生活基礎調査 厚生労働省
3)藤原佐枝子ら Osteoporosis Jpn. 5巻, 223-6, 1997を基に推定

骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症の原因は様々あります。女性ホルモンが低下した閉経後の女性では、古い骨を壊す働きに対して新しい骨を作る働きが追いつかなくなり、骨密度が急激に低下します。また、年をとるにつれビタミンDの働きが低下することなどによりカルシウムの吸収が減ること、また骨質の悪化から骨粗しょう症になりやすくなります。その他、喫煙・酒の飲み過ぎ・運動不足・日光に当たらない生活・カルシウム不足・極端なダイエット歴・両親に大腿骨近位部骨折(足の付け根の骨折)歴、などが骨粗しょう症の原因と考えられています。

内科外来診療日 

診療部門 受付時間 備考
内科外来
(骨粗しょう症外来含む)
9:00-11:30 - - - - 木:糖尿病・脂質異常症
(第1・3・5週)
金:骨粗しょう症・脂質異常症
千葉大学糖尿病・代謝・内分泌内科