がんを予防するために―がん検診について

  

 がんは遺伝子の異常により起こる、細胞の異常な増殖のことです。
 といっても、正常な細胞がいきなりがん細胞に変わるわけではなく、正常な細胞が少し変化して増殖し、そのうちにまた少し変化して増殖する、というように、少しずつ変化していって、遺伝子のいくつかに異常がおきて、がん細胞になるのです。(この遺伝子の異常がどことどこにあるのかは、がんの種類により、また、がんの進行度により異なります。)
 しかし、通常は、人体の免疫機能により、がん細胞は退治されるのですが、発がんの要因が強すぎたり、免疫機能が弱まったりすると、退治しきれず、がん細胞が増殖していきます。
 がん細胞は、増殖していく過程で、自分専用の血管を作り、がん細胞自身まで栄養を運ばせ、増殖をしていきます。
 また、がん細胞は血管やリンパ管を通って人体の他の部位に流れていくことがあります。この流れていったがん細胞が、流れ着いたさきで定着すると、これが転移です。がんの組織が大きくなればそれだけ、流れ出る細胞の数も多くなる可能性があり、がんが小さく、早期のうちに見つける必要があるわけです。
 確かに、がん組織が小さいうちにも、がん細胞が流れ出ることは考えられます。しかし、普通に考えれば、元の組織が大きいよりは小さい方が、流れ出る細胞の数が少ないはずです。ならば、がん組織の小さいうちに見つける方が、命、生活のリスクが少なくて済みます。
 皆さんも、がんにならないような生活習慣を心がけ、さらに検診を受けていただいて、健康・生活の質を守っていただきたいと思います。

(このページの作成に当たって、国立がんセンターの「厚生科学の挑戦」というページの内容を参考にさせていただきました)

 
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